キャリアアップの第一歩として取得する人が多い実務者研修

介護の現場では、未経験・無資格からでも働くことが可能です。しかし、資格取得を目指す人の理由は、収入アップなどで初心者向けの介護職員初任者研修を取得するだけではなく、介護の能力を高めたり、介護福祉士へとキャリアアップをしたりするためです。

実務者研修はどこで学ぶことができるのか

すでに介護職の場合には通信+通学で学ぶ

実務者研修のカリキュラムの多くが通信教育で学ぶことができますが、約60時間は通学で講義を受けて実習を行います。すでに介護の現場で働いている人は、通信+通学で学習すると、自分のペースで学ぶことができおすすめです。

介護職未経験の場合には通学コース

通学コースの場合には、介護職未経験、自分一人ではモチベーションを維持できないという場合におすすめの学習方法です。ただし、スケジュールの調整や学費などの費用が通信よりもかかります。

独学では学べない実務者研修

実務者研修は、科目によって通学で学ぶことが必要になるため、独学で学ぶことはできません。独学で学ぶことを考えていた場合には、通信コースで学ぶことがおすすめです。実務者研修の450時間の研修のうち多くの時間が通信で学ぶことができるため、自分の都合に合わせて、自宅やカフェなど場所に捉われることなく学ぶことができます。

実務者研修を学んでおくとよいメリット

介護施設
no.1

より多くの求人や待遇を期待することができる

介護業界は、無資格・未経験でも働くことが可能です。ただし、実務者研修を修了しておくと、専門知識があると判断されて待遇面が優遇されることが望めます。より多くの求人のなかから仕事を見つけることができるようになるだけでなく、無資格・未経験よりもよい収入を多く得ることが期待できます。

no.2

痰の吸引や経管栄養を行える研修を受講できる

痰の吸引や経管栄養を行える研修を受講できる

no.3

サービス提供責任者として働くことができる

実務者研修を修了しておくと、訪問介護事業所のサービス提供責任者になることができます。ケアプランに沿った計画書を作成したり、ヘルパーとの連絡・調整を行う重要なポジションで、ヘルパーと比べても収入アップを期待することができます。日中の仕事が多く、日勤希望で働きやすいポジションです。

介護福祉士の資格取得の土台ともなる実務者研修

シニア女性

現在の需要だけでなく新しい時代にも将来性がある介護職

介護の職場は、需要が高まっているにもかかわらず、人員がまだまだ不足しています。需要だけではなく将来性がある仕事のひとつである介護職は、新しい時代に求められる職種です。介護職は、未経験・無資格でも仕事に就くことが可能ですし、資格を取得しておくことによって、スキルアップだけでなく、より多くの求人を見つけることができ、収入アップも望むことが可能になります。